川崎です。おかげさまでラリー暦10年、地区戦5年目にして初の優勝を手にすることができました。色々あったトラブルを乗り越え好成績を収められたの
は、ひとえにライトアップラリーチームのサポートのおかげです。
簡単ではありますが、ラリーの状況を下記に報告いたします。
りんどうは東日本選手権の中でも最も長丁場で、バラエティーに富んだ路面を使用し、地区戦ラリーストとしての総合力を問われる為、毎年挑戦し甲斐のある
内容のラリーです。
1ステはオールグラベル。リズム良くスピードの乗るコースでしたが、今年は豪雨の影響で路面が例年に無く荒れており、1本目様子見で走ったところ、トッ
プの選手にキロ2秒近く遅れてしまいました。2本目からは要注意箇所を抑える他は、第2戦秋田で加納さんにナビシートから指導頂いた走り方を再現しフル
アタックしたところ、2&3本目でベストタイムを記録しました。しかしステージラストの4本目の中盤、コースイン側のクリップ付近にあった一抱えほども
ある岩に左前輪をヒット。既にアングルをつけてアクセルオンの状態だった為、ラインの修正が効きませんでした。タイヤバーストはせずタイムロスはほとん
どありませんでしたが、ロアアームが曲がり前側ブッシュが断裂してタイヤの位置が後退、フェンダーと干渉。ここで1位の選手と5秒差で2位に付けていま
したが、車両には応急処置が必要となりました。
サービスで早水さん鈴木さんが修理を試みるもスペアパーツが無く原因究明のみとなりました。ゲリラ豪雨に見舞われる中、非常に大変なサービス作業となっ
てしまいましたが、それがむしろ「ここまでやってもらったのなら結果で返すしかない!」とプッシュする原動力になりました。
グラベルとターマックのミックスとなる2ステは、当初の計画の185/65のA035はフェンダーとの干渉で履けず、185/60で外径の小さなDL
SP91Rを履いていくことになりました。問題は、このタイヤはグラベルで未テストということでしたが、走り始めると予想外に好感触。タイヤ後退の影響
も殆ど感じられず、右コーナーで僅かにレスポンスの悪さを感じるだけでした。ガードレールに軽く刺さってタイムロスした1本を除き、4本中3本のベスト
タイムを記録。このステージで1位を15秒リードして、終了時点で1位にジャンプアップすることができました。
第3ステージはオールターマックで約7kmのヒルクライムを2回、ダウンヒルを1回。対向2車線の有料道路を占有してのハイアベレージな走行です。タイ
ヤのグリップを引き出す上で左前輪の位置決めがズレる状態では思い通りに走れず、追い上げてくる2位・3位の選手のキロ1秒落ちで走るのがせいぜいでし
たが、諦めず最後まで力走を続けたところ、リードを6秒にまで縮められましたが、何とか逃げ切り1位のままフィニッシュできました。
このラリーは完走できるようになるまで実に3年掛かりました。しかしその経験で勘所はつかめており、今回はラリー運びがうまく行けば(=得意の第2ス
テージで大幅リードを築く)、勝てる自信はありました。
実際起こったことは予想外だらけでしたが、結果的には計画通り2ステで他の選手を大きく離すことができ、優勝につなげることができました。トラブルが起
こっても冷静に対処できペースを崩さずに済んだのは、優秀なサービス隊が付いていると言う安心感があったからに他なりません。ライトアップラリーチーム
に加入して、本当に良かったと思いました。
シリーズポイントも僅か2点のリードですが、シリーズリーダーとなりました。今シーズンは実質残り2戦となりますが、共に今回と同様なミックス路面ラ
リーとなります。
応援ありがとうございます。
ライトアップラリーチームは、これからも応援していますので、皆さんも応援よろしくお願いいたします。
チーム代表 早水
posted by RLightUpRallyTeam at 08:38|
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